日が落ちるのが早くなり、夕暮れには虫たちが鳴き出す季節になりました。
そんな夜にはいつもとはちょっと違う過ごし方をして、秋の夜長を満喫してみたいものですよね。
そこで今回は、夜をロマンチックに楽しむことができる、京都府内の秋のナイトスポット&イベントをご紹介します!
絶景の海岸や温泉街が優しい光に包まれる 魔法のトキがここに 夕日ヶ浦 うみ×まち灯り(京丹後市)
京丹後市網野町の夕日ヶ浦海岸は、水平線の向こうへと沈んでゆく夕日の美しさから「日本の夕日百選」に選ばれた絶景スポット。砂浜には、自然のままの形を残した木で作られた可愛らしいビーチブランコ「ゆらり」が設置されており、フォトジェニックなスポットとして人気です♡
夕日の丘公園にあるモニュメントと夕日ヶ浦海岸の夕焼け
実は、美しい夕日が沈んだあとの、夜のビーチもオススメなんです。
新型コロナウイルスの早期終息の願いが込められたイベント「魔法のトキがここに 夕日ヶ浦 うみ×まち灯り」の期間中は、
ビーチブランコ「ゆらり」がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に。広い海を一望できる夕日の丘公園に今年設置された「YUHIGAURA」のモニュメントもライトアップされ、夕暮れや夜の海に映えます!
また、期間中限定で、LEDライト付きのSUPで海上から美しい夕日を満喫することができる「サンセットSUP体験」も行われますよ。
さらに、10月17日(土)・25日(日)には、広いビーチに無数のキャンドルが! 優しい光が揺らめく様と波の音に、思わずうっとりしてしまいそう……。
また、夕日ヶ浦温泉街では軒先に温かな灯りの提灯が吊り下げられ、風情ある景色が楽しめます。宿泊者には、手持ち提灯の貸し出しもありますよ♪
【開催データ】
魔法のトキがここに 夕日ヶ浦 うみ×まち灯り
開催期間:10月17日(土)〜11月1日(日)
※キャンドルナイトは10月17日(土)・25日(日)17時〜20時頃開催
料金:無料
場所:夕日ヶ浦海岸(京都府京丹後市網野町浜詰)
交通アクセス:京都丹後鉄道「夕日ヶ浦木津温泉」駅から徒歩約25分、京都縦貫自動車道「京丹後大宮IC」から車で約35分
問い合わせ:0772-74-9350(夕日ヶ浦観光協会)
船上で夜風を感じる優雅なひとときを 天橋立ナイトタイムクルーズ(宮津市)
秋の夜をちょっと優雅に楽しみたいという方、日本三景の一つとして知られる天橋立周辺をゆくナイトクルーズはいかがでしょう? 天橋立桟橋を出発し、天橋立運河を通過、宮津湾へと周遊する約40分間の海の旅です。
船上では、バンドによる生演奏を予定。開放的な景色と相まって、非日常な雰囲気を盛り上げてくれます♪ さらに船から、スカイランタンの打ち上げも予定! 映画の世界に入り込んだような幻想的な景色が楽しめますよ。
【開催データ】
天橋立ナイトタイムクルーズ
開催日時:10月3日(土)・4日(日)・10日(土)・11日(日)20時〜20時40分
※台風など天候状況により、事前または当日に中止となる場合がありますので予めご了承ください。
定員:30名 ※先着順
料金:1,000円
集合場所:天橋立桟橋前(京都府宮津市字文珠466) ※19時50分までに要集合
交通アクセス:京都丹後鉄道「天橋立」駅から徒歩約5分
予約・問い合わせ:0772-42-0323(丹後海陸交通株式会社)
暗闇に美しく浮かび上がるレトロ建築群 舞鶴 赤れんが倉庫群ライトアップ(舞鶴市)
舞鶴市には、旧海軍舞鶴鎮守府の開庁以降、明治期から大正期にかけて建てられた赤れんがの建造物が数多く残っています。中でも、旧海軍の軍需品や水雷などの保管庫として1902(明治35)年頃に建てられた北吸地区の赤れんが倉庫群は、全12棟のうち8棟が国の重要文化財に指定されるなど、歴史的価値が高い貴重な建築物。たびたび映画やドラマのロケ地にもなっています。一部は「舞鶴赤れんがパーク」として整備され、お土産を扱うショップやカフェ、イベントスペースなども。
そして夜になると、倉庫群のライトアップが。レンガの風合いや建築美が闇夜に美しく浮かび上がります。連なるレンガ造りの倉庫が優しい光で照らされる様子は、なんともノスタルジック。通年開催しているので、舞鶴へ出かけた日には一日の締めくくりに、ぜひ足を運んでみてくださいね。
【開催データ】
舞鶴 赤れんが倉庫群ライトアップ
開催日時:通年 日没後~22時
料金:無料
開催場所:舞鶴赤れんがパーク(舞鶴市字北吸1039-12)
交通アクセス:JR「東舞鶴駅」から徒歩約15分またはバス「市役所前」下車すぐ
問い合わせ:0773-66-1035(舞鶴赤れんがパーク)
プロジェクションマッピングやお買い物でナイトタイムを満喫! 福知山ナイトツーリズム~福知山の夜をあそびつくす~(福知山市)
この秋、福知山市のシンボル・福知山城周辺で“福知山の夜をあそびつくす1ヶ月!”をテーマとした「福知山ナイトツーリズム」が開催されます。期間中は福知山城の大規模なプロジェクションマッピングや夜のマルシェなど、様々なイベントが♪
ファンタジックな光と古城の共演「福知山イル未来と2020 明かき光」
本丸広場
「福知山ナイトツーリズム~福知山の夜をあそびつくす~」のメインの一つの催しとして、約1ヶ月の間行われるのが「福知山イル未来と2020 明かき光」です。
天守閣への道
大河ドラマ『麒麟が来る』の主人公としても今話題の武将・明智光秀が遺した福知山城。このイベントでは、お城とその周辺が約50台ものプロジェクターを使ったプロジェクションマッピングで彩られます。ライトアップされた天守を取り囲む全長約130mの光の道を歩いて、その美しさをじっくり堪能することができますよ。天守閣への道
左:北側城壁/右:北西階段
本丸広場の地面には広範囲に美しい光が投影され、夜の水面にお城が浮かんでいるような景色に。また、北側の石垣や北西階段の一段一段にも映像が投影されるなど、見所がたくさん。光のアートでより際立つお城の造形美を感じて、歴史に思いを馳せながら幻想的な雰囲気に浸ってみてくださいね♡
【開催データ】
福知山ナイトツーリズム~福知山の夜をあそびつくす~
https://www.uminokyoto.jp/feature/detail.php?spid=77
福知山イル未来と2020 明かき光
開催日時:10月1日(木)〜11月3日(祝・火)18時〜21時 ※雨天実施・荒天中止
※台風の接近により、10月9日(金)〜15日(木)のプロジェクションマッピングを一時中止します。再開は16日(金)の予定です。
料金:無料
開催場所:福知山城(京都府福知山市字内記5)
交通アクセス:JR・京都丹後鉄道「福知山」駅から徒歩約15分
問い合わせ: 0773-23-2123(一般社団法人福知山青年会議所)
あたたかな光が揺れる竹灯籠にそっと祈りを 京田辺祈りをつなぐプロジェクト 〜竹灯籠に願いを込めて〜(京田辺市)
※今年は大御堂や紅葉のライトアップは開催しません
日の落ちた京田辺市内を、新型コロナウイルスの早い収束への願いを込めた竹灯籠の明かりが彩る「京田辺祈りをつなぐプロジェクト 〜竹灯籠に願いを込めて〜」が開催されます。
期間中には、天武天皇の時代に創建されたと伝えられている古刹・大御堂観音寺の御朱印入り宿題紙が用意され、申し込みをすれば誰でも自由に願い事を書き込むことができます。願いを書いた宿題紙を用いて作られた竹灯籠は、市内の北部・中部・南部の3か所に設置され、夜にはぼんやりと柔らかな明かりが灯されます。一人一人の祈りが込められた灯火が連なる道を、心穏やかに歩いてみてはいかがでしょう。その後、宿題紙は今年の大晦日に大御堂観音寺でお炊き上げしてもらえます。
【開催データ】
京田辺祈りをつなぐプロジェクト 〜竹灯籠に願いを込めて〜
開催日時:11月20日(金)〜29日(日)17時〜20時
開催場所:BRANCH松井山手・近鉄新田辺駅周辺(新田辺駅西側ハセイチ珈琲~マツモトキヨシ前通路)・大御堂観音寺
申し込み日時:10月1日(木)〜11月15日(日)9時〜17時
申し込み場所:京田辺市駅ナカ案内所(近鉄「新田辺」駅西口1階)
料金:1,000円 ※100基限定 ※観音寺で祈祷されたお念珠を進呈
問い合わせ:0774-68-2810(京田辺市駅ナカ案内所)
雅やかな芸術の世界に引き込まれる アートアクアリウム城 〜京都・金魚の舞〜(京都市)
アートアクアリウムアーティストの木村英智氏が手掛ける、アートとデザイン、エンターテインメント、そしてアクアリウムが融合した「アートアクアリウム」は、全国で絶大な人気を誇る水族アート展覧会。徹底的な水質管理によって保たれた澄んだ水の中を金魚や鯉たちが泳ぐ水槽作品に、照明や音楽、プロジェクションマッピング、そして香りなどの様々な演出が加わり、独創的なアート空間を創り出します。
国内開催で唯一、屋外展示である「アートアクアリウム城 〜京都・金魚の舞〜」は、400年以上の歴史を持つ世界遺産・二条城の通常非公開の場所にて、普段は入ることのできない夜の時間に開催される特別な企画。京都が誇る美術や工芸をモチーフに取り入れた水槽の中を金魚や鯉たちが悠々と泳ぎ回る “和の世界”が広がっています。
画像提供:アートアクアリウム城実行委員会
煌びやかな極細の糸が耳元を彩る
画像提供:アートアクアリウム城実行委員会
蓮をモチーフにした荘厳な「ロータスリウム」は、西日本初登場の作品。蓮の花の中を金魚が泳ぐ、華麗な世界観に見惚れてしまいます。
二条城を代表する花である桜の花をかたどった「サクラリウム」も、花をモチーフにした優美な作品。桜色に照らされた水槽の中で泳ぐのは、「桜錦」「桜東錦」「桜琉金」など、名前に“桜”を冠した金魚たちです。
そして、「大政奉還金魚大屏風」は、日本の歴史において重要な転機となった大政奉還をテーマとした、幅約5.4mもの大作。日本の美術史の移り変わりを表現したプロジェクションマッピングを屏風型のアクアリウムに投射し、その中を金魚が優雅に泳ぐ“動く屏風絵”です。映像のテーマは、大政奉還の時期とその前後という3つの時代の美術の変遷。二条城の重要文化財・狩野派の障壁画に見る、大政奉還がもたらした日本の芸術への影響が理解できる作品となっています。
ほか、二条城にゆかりのあるテーマの新作が登場予定だとか。広い二の丸御殿中庭では、作品が集結した大迫力の展示も見られるそうですよ。アートな世界に酔いしれる秋の夜を過ごしてみては。
【開催データ】
アートアクアリウム城 〜京都・金魚の舞〜
開催日時:10月14日(水)〜12月7日(月)17時〜22時 ※最終入場21時30分
料金:【日時指定ファストパス付き入場券】中学生以上3,000円・4歳〜小学生2,000円
※公式サイトでの事前販売のみ
※各日・時間帯の予定販売枚数に達し次第、その日時分は販売終了
【日時指定入場券】平日 中学生以上1,500円・4歳〜小学生1,000円/土日祝日 中学生以上1,600円・4歳〜小学生1,100円
※公式サイトでの事前販売・当日会場販売あり
開催場所:元離宮二条城(京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541)
交通アクセス:京都市営地下鉄「二条城前」駅から徒歩すぐ、市バス「二条城前」から徒歩すぐ
予約・問い合わせ:050-5542-8600(ハローダイヤル)