1200年以上の悠久の歴史を重ねてきた京都には、宮廷や寺、神社、武家社会、町衆の暮らしなど、様々な環境の中で生まれ築かれた文化遺産が、有形・無形問わずに息づいています。
京都市では、こうした京都の文化遺産をテーマごとにまとめ、地域性・歴史性・物語性を持った集合体として認定。この制度が2017年よりスタートした「まち・ひと・こころが織り成す京都遺産」(略称「京都遺産」)です。
この制度を通じ、個々に見るだけではわからなかった新たな魅力を発見し、歴史や文化への理解を深めるとともに、それらを支え継承する地域や人々が誇りを抱く…こうして文化遺産を守り活かす取り組みに繋げていくことが「京都遺産」の目的です。
1
北野・西陣でつづられ広がる伝統文化
2017年認定
北野天満宮を中心に信仰を集めてきた「北野」と西陣織のまち「西陣」。この2地域がともに発展し築いた文化とは?
2
山紫水明の千年の都で育まれた庭園文化
2017年認定
見る者の心を癒す庭。その背景をひもとくと、歴史上の様々な有名人物が庭づくりに関わっていたことが見えてきます。
3
世代を越えて受け継がれる火の信仰と祭り
2017年認定
火は文明を築くだけでなく、人類にとって脅威の存在でありました。そんな火への信仰は、いつも暮らしのそばに。
6
京町家とその暮らしの文化
2018年認定
取り壊しや老朽化など様々な理由で、どんどん減り続けている京町家。そこには未来に残したい京都の暮らし文化が息づいています。
7
いまも息づく平安王朝の雅
2019年認定
平安京遷都以降、京都では天皇や貴族を中心に雅な王朝文化が開花。時代は移り変わっても、王朝文化の美意識は京都の地に息づいています。
8
千年の都を育む山と緑
2019年認定
京の人々の暮らしに寄り添い、まちの発展と常に関わり合ってきた山と緑。そこに息づくストーリーから悠久の歴史と文化を紐解きます。
9
京と大阪をつなぐ港まち・伏見
2020年認定
伏見城、十石舟、清酒など、独自の文化を育んできた港まち・伏見。歴史や文化を知れば知るほど、様々な側面が浮かび上がります。
10
京の商いと祇園祭を支えるまち
2020年認定
古くから、ひと・もの・情報が交流し、商工業都市として京都が発展するための中心的な役割を果たしてきた四条室町と四条新町。この地に息づく伝統と心とは?